先日、メディア系企業の新人研修において経営分析研修に登壇させていただきました。テーマは「ビジネス数字の見方・考え方」。現代のビジネス環境において、数字をベースにして考えることの重要性がますます高まっています。ビジネスの成功には、数字に対する理解と洞察力が欠かせません。この講演では、ビジネス数字の意味と重要性について解説し、決算書を使った経営分析の方法について説明しました。
コンテンツ
今回の経営分析研修のコンテンツは以下となります。
- ビジネスの数字に強くなろう
- 「数字に強くなる」といっても高等数学の知識や計算の速さを求められているのではありません。近年、ビジネスの競争はますます激しさを増しています。企業が生き残り、成長するためには、戦略的な意思決定が求められます。そして、その意思決定を裏付けるためには、正確な情報とビジネス数字の分析が必要なのです。
- 「決算書」の見方を知っておこう
- ビジネス数字の見方・考え方を身につけるためには、まず正確な情報の収集が不可欠です。企業の成績は決算書に表れます。決算書の見方を身に付けることで企業が直面している課題や機会を把握し、戦略を立てることができます。また、過去のデータや業界のトレンドを分析することで、将来の展望を予測し、リスクを最小限に抑えることができます。
- 会社の「経営分析」をしよう
- ビジネス数字は、企業の健全性や成果を評価するための重要な指標です。売上高、利益率、顧客獲得数など、さまざまな数字がありますが、これらは単なる数値ではなく、企業のストーリーやパフォーマンスを物語るものです。数字には隠れた意味があり、その背後にある要因やトレンドを読み解くことで、ビジネスの成功につなげることができます。
- ビジネスパーソンのための会社の税務知識
- 「経済の数字」の基本を押さえよう
- 決算書以外の数字として、税金や経済に関することを少しお話しました。
結論
今回の経営分析研修は、ビジネス会計検定3級受験のためのイントロダクションと位置づけられており、決算書の見方と経営分析(財務分析)の概要などについて説明しました。
新人研修の参加者の皆さんは、この後は各自で通信教育受講後にビジネス会計検定3級合格を目指すことになります。
ビジネス数字の見方・考え方は、経営やビジネスにおいて不可欠なスキルです。ぜひ、今回の講演で得た知識や理解を活かし、日々の業務やプロジェクトに応用してみてください。ビジネス数字の世界にはまだまだ奥深い魅力がありますので、継続的な学習と実践を通じてさらなる成長を遂げていただきたいです。
今回のように、入社から1ヶ月程度の状況では、おとなしい参加者が多いように思います。しかし業界柄か、非常に明るく能動的な方ばかりで、講師としても刺激の多い場でした。また、同期の仲が非常によく、人同士の距離感が近いことも強く印象が残りました。貴重な経験をありがとうございました。
弊オフィスでは、このような従業員の知識・スキル習得や部署間の関係改善など、組織の課題解決のお手伝いをさせていただきます。