過日、企業様向けの安全衛生に関するセミナーを撮影し、無事動画ファイルを納品しました。

昨今は、セミやーや研修のオンライン化が進んでおり、私自身もウェブ会議システムを使ったセミナーがほとんどです。
でも、動画を撮影するというのは、自分が教室でやっている様子をビデオに録画したことはありますが、動画のみでセミナーを行うのははじめてで、多くの新しい経験をさせていただきました。

当初はZoomの録画機能を使い、講師の音声とスライドを録画していく予定でした。
でも実際にテストしてみたところ、スライド画面をポインターが”うろうろ”しながら音声だけが聞こえるようなイメージの動画になり、自分で見ていても「お金をいただけるようなクオリティー」に感じられませんでした。

そこで、講師のサムネイル画面を入れてみましたが、今度はサムネイルがスライドの文字や絵と被って邪魔をしてしまいます。スライドの情報量の多い講義でこれを行うには、スライドの画面にサムネイルを表示する場所をあらかじめ作っておくなどの工夫が必要です。

自宅で、外部液晶モニターの横に立ってお話する様子を撮影することも考えましたが、家族の生活音や近所の公園で遊ぶ子供たちの声が入ってしまいます。そこで、オーソドックスに会議室を借りて講義の撮影をすることにしました。
新橋駅の近くにある汐留ビジネスフォーラムは、以前からミニセミナーや打ち合わせなどで何度も利用しており、今回も使わせていただきました。

汐留ビジネスフォーラムには、セミナーに必要な大型プロジェクターやモニター、指し棒、マイク、三脚といった機材が一通りそろっています。延長コードや各種ケーブル類・コネクター類も豊富のため、自分で持参しなければならなかったのはビデオカメラだけでした。

当初は液晶モニターの横に立って講義しようと簡単に考えていましたが、会議室に入ると資料を映し出す大型プロジェクターや、ビデオカメラの画像が見える液晶モニターが既にセットされており、さらには演台も用意されているなど想像以上に豪華な環境で撮影を行うことができました。

大型スクリーンの横で講義

また、お手洗いのために会議室から出たときに気が付いたのですが、会議室の入り口に「撮影に使用中のため、お静かに」という看板が掲げられていました。さりげない心遣いがうれしかったです。

ちなみに、今回は動画の撮影のみで、いわゆる「無観客試合」となったため室内には誰もいませんでしたが、汐留ビジネスフォーラムでは、来場者の新型コロナウイルス感染症対策の準備も万全です。

貸出前には備品・ドアノブなどの消毒と部屋の換気が行われており、使用中も窓を開けておくことで積極的に空気の入れ替えができます。(窓がない部屋は、換気扇により換気可能)

また、消毒用アルコールのみならず、受講生をあつめてセミナーを行う際に必要となるマスクや非接触体温計、フェイスシールドなどを無料で貸し出してもらえます。またテーブルや椅子に「ソーシャルディスタンス」を促す表示も行えます。

感染症予防対策サービス  非接触型の体温計もあります!
(写真は汐留ビジネスフォーラムのウェブサイトから一部抜き出し)

コロナ禍と言われる中、講師としてはいろいろな手段で情報をお伝えすることが必要になってきています。
汐留ビジネスフォーラムでは会場セミナー、動画撮影、動画ウェブ配信など一通りの方法でセミナーを行うことができます。
また、「仮想背景をバックに、自宅からZoomで」というのも一つの選択肢ですが、汐留ビジネスフォーラムの室内を装飾している本物の観葉植物を背景にしたものは、画面の質感が明らかに仮想背景とは違います。

付加価値の高いセミナーをしている方は、汐留ビジネスフォーラムを一度使ってみてはいかがでしょうか?