補助金シーズンの前半戦がピークを迎えています。もの補助(平成29年度補正 ものづくり・商業・サービス経営力向上支援補助金)の締め切りは去る4月27日、持続化補助金(平成29年度補正予算 小規模事業者持続化補助金)は来る5月18日が提出期限です。私も何件かお手伝いをさせていただいています。
こういった補助金の申請書をだれが書くかについては、いろいろな立場からいろいろな考え方があります。「事業者が書くべき」というのが正論だと思いますが、慣れていない方が本業の合間を縫って90ページ以上もある募集要項を読み込み、その中にちりばめられている”必要事項”や”審査項目”を落とさないように書類を作っていくのは、ハードルが高いと思います。「事業者が主体となって書き、専門家はアドバイスのみ」というのが理想かもしれませんね。
私は、今回の”もの補助”は、作成代行に近いお手伝いでしたが、1件は電子申請となりました。他は書類での申請ばかりでしたので、入力画面を見たことがありませんでしたが、事業者様と一緒に入力していったので見ることができました。CD-Rに入れるデータをそのままアップロードするのかと思っていたら、違うんですね。
もう一つ面白かったことがあります。それが今日のブログのタイトルなのです。
今回の申請にあたり、まず募集要項を読み、広くちりばめられている「申請書に書かなければいけない内容」や「採点ポイント」などを蛍光ペンでマーク。そしてその内容を、申請書のどの項目に入れるか分類する。最後に事業者様から伺った情報を、どの項目に当てはめるか考えて文章にしていく。
まさに、中小企業診断士の二次試験の解き方と同じです。散々苦労して勉強していたことは、ここで役に立つんですね。逆に、だからこそ、あのような試験となるのかもしれません。
また、数年前には千円単位で記載していた表が、今回は円単位になっているのを見て、二次試験対策の講義で「単位を確認しろ」と口酸っぱく言われたことを思い出しました。
さあ、次は持続化補助金のお手伝いです。